電子彫刻 HelioKlischograph

電子彫刻製版の特徴
ダイヤモンドスタイラスを電気信号により振幅させ、図柄を直接グラビアシリンダーに彫刻する方式です。
特徴としましては、ダイレクト方式のケミカル的要素を排除する事での製品の安定化、作業環境の向上が挙げられます。又、ピラミッド形状のインクポケットの為、インキの転移率が非常に良好(特にハイライト部分)で、階調の滑らかさ、彫刻前のテストカット(試し彫り)による高い再現性と合せて、カラー印刷において特に威力を発揮します。近年は自動化機能の彫刻機と自動搬送用ロボットの組み合わせで無人化が進み、品質を安定させた上で、コスト、納期面でも顧客のニーズに対応する事が可能となりました。




MOV00035.MPG(ムービークリップ)
HelioKlischograph K500
ハイデルベルグ社のコンパクトな1チャンネル彫刻機で、自動化機能を随所に盛り込み、オペレーションを極限まで省略しています。
彫刻データには汎用的なTiffファイルを使用し柔軟なワークフローの実現と、8000Hz/秒という従来と比較し2倍の彫刻スピードでシリンダーの生産性と品質を飛躍的に向上させています。現在、ファナック社のロボットシステムと連結する事により24時間無人運転(日産約50本)を可能にし、K303/304と合わせ日産100本〜150本の彫刻本数を実現しています。

ロボット、ストッカー
ファナック社のロボットで、シリンダー投入時のサイズ(面長、周長)測定機能でオペレーターのミスを極限まで防いでます。ストッカー数は現在30本で、その情報は常時コンダクターPCによって管理されています。



MOV00034.MPG(ムービークリップ)
HelioKlischograph K303/304
ハイデル・ベルグ社の2チャンネル彫刻機で、ジョブチケット出力されたデータを彫刻用データに変換後彫刻して行く方法と、フィルムを使用し彫刻する方法の二通りの作業が行えます。以前では、フィルムを使用し彫刻していましたが、急速なデジタル化によりフィルム使用頻度を極限まで減らす事で、大幅な時間短縮と共に環境問題への配慮も考えています。

電子彫刻ワークフロー
・データ作成用ワークステーション
近年はデジタル化が急速に進行し、より安定した製品製造が可能になりました。ここではScitexデータの場合MOディスクで(オフライン)、ThinkproデータはネットワークにてMacintoshに取り込みます。その後Macintosh上でレイアウト及び面付けを行い、彫刻条件を設定しPCサーバーへ単色データとして出力します。(ジョブチケット出力)又、サーバー内のデータにつきましては各彫刻機へネットワークにて転送されます。

彫刻後、校正物等での照合後クロム工程へ。クロム鍍金後、校正し出荷します。これまでの一連の作業におきましては、全てISOの品質システム上で進行しています。